あなたに憑いているのはけがらわしい前脚が片方ない狐。邪悪な性格で少し先の未来を予知するのが得意。あなたに不運をもたしているようです。


だそうで。



確かに邪悪な性格なんだろうと思う。
そして少し先の未来を予知するのは昔から得意。少し先じゃなく結構先でも。
不運をもたらしているかどうかは解らないけど。


未来を予知しているというのは少し違うか。
勘というか、なんとなく反射的に先どうなるのか解る。外れない。今まで外れたのは一度だけだ。多分この先も同じでその一度だけ意外は勘通りになるんだと思う。知りたいと思ったら解るなんていうものではなくて何にも思ってないのに下手したら知りたいと思ってないのに突然水風船をぶつけられたみたいに頭に浮かぶ。だから知りたくない答えでも頭に浮かんだりする訳だ。それが外れますようになんて願った事はあんまりない。だって外れないの知ってるから。子供の頃からそうだったから。



知りたいと思った事が解る勘ならいいのにと何度思ったか。



単純に考えれば長年一応とぼとぼとだけれど死なずに生きてきて見てきた大多数の事を考慮した結果大多数の答えを頭に浮かべて勘だと呼んでいるんだと答えだす事が出来る。つまり、大多数が進んだ道なり答えなりをその状況やその問題やその未来の結果はこうなると答えだしている。そして外れないのは大多数の答えの中に其れがあるから。



唯一外れた勘は何で外れたんだろうなと思う。




多分感情が邪魔をしたのかなと思う。
もしくは勘だと思ったものが願望だったのかもしれない。



どっちにしろ一度は外れたんだからこの先だって外れない事は無いとは言える。




0から1へ持っていくのには莫大な労力がかかる。これは何でもそう。
だけど1から2へ持っていくのには大変でも0から1へ持っていくよりは容易い。



でも外れる事があるのかな。



何で外れる事があるかもしれないなんて考えるんだろうと思って。




ボクが望んだものと違う答えを持つものがあるからなんだろうと思って。
でもそれが間違った望みだとしたらやっぱりボクは学習能力がない馬鹿なんだと思う。