雨が一日中止まないなんて、記憶にない。

それ位雨に縁がない県なんだが。


よく降るなあ。









ホステスしてた頃、元旦那と同棲中だった。同棲っていう意味がそれに当てはまるかどうかは解らないけど同じ屋根の下で棲んでいたのは事実だ。セックスもしてなかった訳じゃない。でもどうなんだろう、平均的な新婚夫婦とか恋人同士より圧倒的に少なかったと思う。大体として一緒にいる時間が少なすぎた。働きっぱなしだった。それこそ今思い出したら呆気にとられる位働いてた。一生分働いたんじゃね?とか甘えた事を言ってみたくなる位働いてた気がする。家と呼べるかどうか今も解らないけど部屋に居る時間は睡眠時間含めて1日平均6時間位だったはず。3つの仕事を平均して掛け持ちでしていて週末は2つの臨時雇いがそれに混ざったりして。時間が勿体無い、休んでる暇あったら働かなきゃお金にならないっていう感覚。

それが何年か続いてるうちに癖になって。

保険と年金がつく仕事についた時でも週末の臨時雇いは続けてた。働かないヤツはクズ、そうよく言ってたけど実際は「働いてない自分はクズ」っていう感覚だった。人様がどうとかあんまり思わなかったし興味が無かった。

当時、人によく言われた。

「それだけ働いてれば一人でやっていけるのに何で彼氏(当時)と別れないの?」

…一人で全ての責任を負って生きる事が大変だからだ。今はそれが言えるけど当時は何でかよく解らなかったなあ。何で?って聞かれたらよく解らないって答えてた。惰性で流れて入籍してからも周囲に何故別れないのか尋ねられてもまぁそんなもんだよとか何でかなあとかそんな返事をしてた。

振り返ると馬鹿な事したなあと思わない訳じゃないけど自分が選んだ事だからなあと思う。誰かに無理矢理選ばされる事なんて一つだって無い。自分が最終選んでるんだ何だって。選択肢を絞るのは他の誰かだとしても選んだのは自分でしかない。誰かが言ったからじゃない。嫌なら、本当に嫌なら選ばなかったはずで。それを選んだのは何処かで妥協するなり計算が成り立ってたりしたからでしかない。誰かのせいにして生きていけるならいいけどそれは続かない。誰のせいでもない、自分のせいなんだよね。

元旦那には夢があって、随分頑張ってたなあ。
ボクは夢を持って無かったし、彼の夢を応援してたけど。
彼は夢を諦めた。
「出来る事はやりつくしたから後悔は無い」なんて言ってたけど
本当のところはもう解らない。ボクも知ろうとは思わないし。


なんか懐かしい(苦笑)

最近ホント何でも懐かしいなと思う。
そりゃ多少胸が痛くなっても、少し泣きそうだと思ったとしても
なんか懐かしいなと、自虐的でも無く、少し微笑める。

歳なんでしょうね。


「答えは常にここにある」と遠い昔聞いた。
その時のここと示されたものは本だったけど。
答えは常に目の前にあるんだと思う。何だってだ。
質問を見つけるのが鍵なんだろうなあと思う雨の夜。


ほんっとよく降るなあ。